現在、新型コロナウイルス感染症の影響から大きな被害を受けているのは、大企業や中小・零細企業だけではありません。
多くの個人事業主様も同様に被害を受けています。
困難な状況は両者ともに同じですが、その属性上、資金調達という面では個人事業主に不利に働きます。
こんなときに手軽に資金調達する方法の選択肢の一つとして、ファクタリングサービスを提案いたします。
むしろ、個人事業主にとって、ファクタリングがもっともおすすめの資金調達手段といえるのではないかと考えております。
本記事では、個人事業主のためのファクタリングサービスの利用方法とその注意点についてご説明いたします。
一般的なファクタリングサービスの概要については、こちらの記事で分かりやすく詳細に記載しておりますので、ご参照ください。
それでは、個人事業主のためのファクタリングに焦点を当てて、説明していきます。
銀行の融資の場合、個人事業主は審査上不利に働きます。
それでは、ファクタリングサービスの場合はどうなのでしょうか。
結論から述べますと、個人事業主という属性が不利に働くことは全くありません。
この理由を説明するためには、ファクタリングというサービスの実体をご理解いただくことが重要です。
ファクタリングサービスは、サービス利用者の過去の信用情報や今後の売れ行きの見通しを審査の基準としているわけではなく、あくまでキャッシュの保証がされている売掛金にだけ注目した上でサービスの可否を判断します。
そのため、信用できる売掛債権をお持ちであれば、回収も可能なので、債権の買取ができるというわけです。
個人事業主は、借金の履歴が残ることに対して神経質になるのではないでしょうか。
実際に、万が一返済に滞りが発生した場合、信用情報に傷が付きます。
そこで、クレジットカードが作れなくなったり、住宅ローンが組めなくなったりするなどの罰則事項があります。
また、一度ブラックリスト入りすると5年間は消えず、あらゆる審査が通らない場合もあります。
さらに、借金の取り立ても社会問題になっています。
実際に、取り立てが原因でトラブルが発生するケースも多く、最悪の場合は差し押さえなども十分に考えられます。
またそれだけではなく、借金は増え続け元金さえも払えていない状況であるにも関わらず、請求額は増え続けることも少なくありません。
このようなリスクと常に隣り合わせなのが、個人事業主です。キャッシュは仕事をする上で必要不可欠な要素なのです。
しかし、安心して資金調達はできません。そのため、借金という行為に神経質になることは当然でしょう。
まず、ファクタリングサービスは借金ではございません。
そのため、信用情報は、CIC、いわゆる指定信用情報機関を介すことなく、資金調達ができます。
この点こそが、個人事業主がファクタリングサービスを利用する最大の利点と言えるでしょう。
また、債権の売買という一回の取引で完結するため、高額の利子が増え続けるというリスクもありません。
このように後腐れがなく取引ができることも、個人事業主がファクタリングサービスを利用する利点でしょう。
また、カードローンの場合、過去に遅延や滞納の履歴があると、問答無用で融資を受けることはできないでしょう。
過去の信用情報のみを判断基準としているため、そのような場合は、現在ではなく、過去が見られます。
つまり、たとえ現在は安定していたとしても、それは考慮してもらえません。
過去の信用情報と照らし合わせ、慎重に審査するカードローンや消費者金融は、過去の堆積に見合った金額を提示されます。それも大抵の場合は、予想以上にかなり低い金額を提示されてしまいます。
しかし、もちろんその額に文句も言うこともできないため、多くの場合は、そこに甘んじるしかないでしょう。
しかし、ファクタリングサービスは、信用情報の有無ではなく売掛債権の売買をするため、資金に上限はありません。すなわち、売掛金を前借りしているのと状況はほとんど変わらないのです。
以上が個人事業主にとって、ファクタリングサービスが適している理由についてご理解いただけましたでしょうか?
現在、特定の企業に籍で安定的に働くサラリーマン的な働き方とフリーランスのような働き方のどちらもが選択肢に入る時代になっています。それに伴い、新たな資金調達の方法が登場しています。つまり、これまで通りの方法では通用しなくなりつつあるのです。しかし、依然として、銀行はフリーランスや自営業、個人事業主という働き方に対して否定的な態度を取ります。銀行の頭の固さゆえに、新しい挑戦をどんどんしづらくなっているのです。
そこで、ファクタリングサービスの利用をみなさまの選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか?