サービサー(債権回収会社)とは?ファクタリングとの違い

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サービサー(債権回収会社)とは?ファクタリングとの違い

はじめに

ファクタリングサービスと似ているシステムとして、サービサー(債権回収会社)による債権回収があります。 今回の記事では、ファクタリングとサービサーのそれぞれの仕組みを分かりやすく解説し、両者の比較を通してそれぞれのサービスを正しくご理解いただけます。両者の違いについて、なんとなくあいまいな理解のままになっている方は、ぜひとも最後までご一読ください。

サービサーとは

まず、サービサー(債権回収会社)とは、その文字の通り、債権を回収する会社を意味しています。 かつて、債権回収を行えるのは、弁護士のみでした。しかし、1991年のバブル崩壊を契機に、不良債権が大量に発生し、社会問題化しました。この問題を解決するために、弁護士以外にも債権回収を行える主体を増やすことを目的に、新法が交付され、民間企業が不良債権を回収できるようになりました。このように法務大臣の許可下において、不良債権の回収を行う企業を、サービサー(不良債権会社)といいます。 一方で、ファクタリングサービサー会社もまた、債権の回収を行っています。一見すると、同じことをしているように思えますよね。しかし両者は全く違うものです。具体的にどのような点が異なるのかについて、次項でわかりやすくご説明いたします。

両者の違いは?

以上より、サービサーとファクタリングについて、ご理解いただけましたでしょうか。では次に、両者の違いがどこにあるのか、わかりやすく解説いたします。 まず一点目は、取り扱える債権の種類が異なります。 まず前提として、債権の種類をご説明いたします。 まず一つ目は、確定債権です。確定債権とは、売掛先からの入金やその期日がすでに確定している債権のことです。例えば、納入企業が売掛先へ製品を納品したり、サービスの提供が完了したりしており、請求書やその金額について発注者が合意している状態を指します。 二つ目は、仕掛債権です。仕掛債権とは、見積もりや請求書、またその額について発注者と納入企業のあいだで合意が取れているが、納品やサービスの提供がまだ完全に遂行されていないがゆえに、その額面が確定していない債権を意味します。 三つ目は、将来債権です。この将来債権とは、定期的な取引または契約が、将来においても定期的に発生する債権のことを意味します。しかし、その取引や契約はまだ発生しておらず、請求日もきていないため、何かしらの事情によって支払いが行われない場合があります。ただ、一般的に、そのようなケースはまれで、多くの場合は、確実に予測できるものでしょう。 次に、給与債権についてです。給与債権とは、その字面からもわかる通り、労働者が労働の提供と引き換えに、その対価を受け取る目的で発生する債権のことです。勤務先の企業と雇用契約を結んでいる正社員や契約社員、またパートやアルバイトらが、労働を提供し、その対価として給与を得るまでには、数週間のタイムラグが発生します。その給料日に入金が約束されているが、まだ受け取っていない給与を債権としていたものが給与債権です。 そして最後は、不良債権です。不良債権とは、発注先に対して納品やサービスの提供を終了しているにも関わらず、請求日を超過しても支払いが行われない債権を意味します。すなわち、売掛先の企業の経営破綻などが原因で、売掛金が回収できなくなってしまった債権です。確定債権が不良債権になると、その後売掛金が回収される見込みは非常に低くなります。 このように債権には五種類あります。ファクタリングの対象となるのは、一つ目の確定債権です。ファクタリングが対象としている債権のほとんどは、この確定債権です。ただ、近年では一部のファクタリングサービス企業では、将来債権も取り扱うようになってきているといわれています。それに対して、サービサーが対象とsh智慧いるのは、最後の不良債権のみです。この違いが、サービサーとファクタリングの一番大きな違いといえるでしょう。 次の相違点は、利用者です。。サービサーは、金融機関や消費者金融、またカード会社などの組織が利用します。それに対して、ファクタリングは主に、個人や事業主らが利用しています。 そして最後は、目的の違いです。サービサーは、負債を固定化しないことを目的として、不良債権を対象に金銭債権の回収を行っています。その一方でファクタリングは、利用者の早期の資金化を目的とし、売掛債権の買い取りを行っています。 この三点が、サービサーとファクタリング企業の違いの特徴であるといえるでしょう。

おわりに

以上より、サービサ(債権回収会社)ーとファクタリング事業者の違いを、正しくご理解いただけましたでしょうか。期日が決まっている売掛債権しか取り扱えないファクタリング事業者に対して、サービサーは期日が過ぎた不良債権を買い取ることができるのです。このように、ファクタリング事業者とサービサーは全くの別物であるため、両者の違いを正しく理解し、場合に応じて適切なサービスを活用しましょう。

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