公的融資とファクタリング

>

公的融資とファクタリング

この記事では、公的融資とファクタリングを比較し、どのように使い分けるべきなのか?を考えていきます。

■公的融資とはご存知の方も多くいらっしゃることと思いますが、
記事の意図を正確に伝えるために「公的融資とはなにか」についてご説明します。

公的融資とは:公的な機関が行う融資のことで、政府や自治体から融資を受けることを指します。
民間の金融機関よりも比較的審査が通りやすく、創業時などの資金調達がしにくい中小企業の経営者様の大きな助けになる資金調達方法です。
日本政策金融公庫や地方自治体などから受けることができます。

商工会議所に加入されている場合は商工会議所の紹介(仲介)によって融資を申し込む事も出来ます。
担保・保証人等の必要がなく利用できる、通称「マル経融資」は経営者様にとっては強い味方になるでしょう。

■公的融資の融資額と返済期間

先ほど例に挙げた日本政策金融公庫通常融資の場合は

運転資金・設備投資資金 :4800万円
特定設備投資資金 :7200万円
が上限額となっており、

それぞれの返済期間は
運転資金 :7年以内
設備投資資金 :10年以内、
特定設備投資資金:20年以内
となっています。

また、商工会議所の紹介(推薦)があれば利用する事ができる小規模事業者向けの「マル経融資」は

融資上限額 :2000万円

返済期間
運転資金 :7年以内
設備投資資金 :10年以内

となっています。
担保・保証人等の必要がないほか、低金利・長期返済で利用が可能な特別貸付もあります。

金利については基準金利となっており、
通常融資で5年の融資なら年率2.25%
マル経融資で7年以内の融資の場合は、年率1.95%となっています。
※貸付の制度や事業ごとに金利が異なります。また、一概には言えませんが、民間の金融機関よりは利率が低いと言われています。

公的融資は、民間の金融機関に比べて審査のハードルが低いという特徴があります。
しかしながら、事業計画等をはじめとした調達する資金の使途などは厳しく見られます。
必要な書類も多い為それなりに準備は必要になるでしょう。

審査にも時間がかかりますので、急場で資金調達をしたい場合には不向きな制度と言えるでしょう。

公的融資とファクタリングを比較した場合はどうなるのでしょうか。

・資金調達の可能額
【公的融資】 :1000万円から3億円
【ファクタリング】 :月商の売掛金の範囲内

・審査に要する時間
【公的融資】 :1か月〜2か月程度
【ファクタリング】 :最短即日可能

・担保
【公的融資】 :場合によっては必要
【ファクタリング】 :不要

・保証人
【公的融資】 :不要
【ファクタリング】 :不要

・返済期間
【公的融資】 :1年から15年
【ファクタリング】 :およそ30日から60日

・金利・手数料
【公的融資】 :年率で1%から5%
【ファクタリング】
-3社間取引 :1%から5%(業界平均)
-2社間取引 :10%から20%(業界平均)

・審査対象となるもの
【公的融資】 :事業計画や経営状況など(総合的な審査)
【ファクタリング】 :売掛先の業績や支払い状況などが重要視される

・審査の通りやすさ
【公的融資】 :民間の金融機関と比較すれば通りやすいが、借入状況や財務内容、資産状況なども加味しての審査となる。
【ファクタリング】 :債務超過や税金の滞納があっても問題ない場合もあり、比較的融通がきく

・信用情報機関への登録
【公的融資】 :される
【ファクタリング】 :されない

・その他の事項
【公的融資】 :債務超過や税金の滞納はNG。追加融資も原則無理な場合が多い
【ファクタリング】 :継続的な利用が可能

■まとめ
公的融資は上限額が大きく、返済スパンも緩やかであること、
そして、金利が比較的定率であることが大きなメリットだと考えられます。
創業時のサポートなどにも力を入れていることから、
長期的な目的のためにじっくりとお金と時間をかけられるような状況のときには公的融資を受けることを選択するのがよいと思われます。

しかし、公的融資は審査期間が月単位でかかってくることや、審査基準が明確に定まっているため、
短期的に不安定な状態に置かれているようなケースでは審査期間が短く、審査基準に長期的な計画が大きく関わらないファクタリングを使うことを選択肢に入れてもいいかもしれません。
ファクタリングなら、最短即日での資金調達が可能になりますので、できるだけ早く資金調達したい場合にはファクタリングをオススメします。